ゆとり教育云々の話ではないと思われる

　先日、小論文の授業の際に例として『ゆとり教育』についての資料を渡されました。
　「『羊毛』『子孫』を、『ひつじげ』『こまご』と読む小学生がいて～」と学力低下についての話をされている最中のこと。前の席から恐ろしい会話が聞こえてきました。

「この『ひつじげ』ってなんて読むの？」

　あまりのことに会話に割り込むようにして「え゛っ」と言ってしまいましたけど、……言いたくもなりますよねそうですよね皆さんその時の私の動揺がお分かりになりますよねそうだと言ってください後生ですから。
　「○○さん、これなんて読むの？」と聞かれたので「……『ようもう』だと思うな」と引きつる口元を隠して返答しました。

　しかしまたしても、今度は右隣の席から恐ろしい会話が聞こえてきました。

「これなんて読むの？」

　お　ま　え　も　か　。
　しかしこれに対する相手の返答がもっと恐ろしかった。


「『やぎ』だろ？」


　か　　ん　　べ　　ん　　し　　て　　く　　だ　　さ　　い　　。

　ちがうよばか、『山』『羊』で『やぎ』だろ、『羊』と『毛』で何をどうすれば『やぎ』になるんだよ、ツッコミかツッコミ待ちなのかそうなのか、ハリセンで一発叩きのめせば頭の回路つながるのかそうなのか、よし分かったちょっと頭差し出せ、
　と思いつつ沈黙を守りました。会話に割って入れるほど親しい人でもないですしね、でもしばきたい人ではある。


　彼らの未来を案じました（←ちょう上から目線＾＾