十余年生きていて初めて気がついた

　母親の包丁が自分よりも年上だってことに…………。

　それを知ることになったのは、先日、私が件の包丁を研いでいた時のことでした。（※ここはツッコミポイントではありません）
　すっかり薄れて、光の加減によってかすかに見える程度の小さな文字が背の近くに書かれていたのです。

（あれ、これ英語の綴りじゃねーな……。……いや、待て、なんか、俺の希望が入ってるせいかもしれんがドイツ語のような…………）

　で、さりげなく母親に聞いてみました。

私「この包丁ってさ、大分年季入ってるよねー」
母「ああ、それデコ（私の叔母のあだ名）が若い頃ドイツ旅行の土産で買ってきた奴だから、２０年以上前のやつなんだよ」
私「ソウカァ、切れ味凄いネ★！」

　曰く、切れ味が凄いってんで叔母さんはこの包丁を土産として１０本くらい買って帰ろうとした（親戚や友達に配る為）のですが、無論のこと空港で怪しまれたんだそうです。そりゃそうだ。

　ウン十年経っても落ちない切れ味、わあ凄いねジョニー。もうこれ買うしかないよジェニファー。


※明日から講座が始まって通常より帰りが２時間は遅くなるので、ちょっと現実逃避気味でテンションがおかしいです。ご了承下さい。