大晦日は満月と

　今年もいよいよ終わりが近づいてきました。
　犬の散歩で１時間ほど歩き回っているうちに雪がうっすらと積もって参りましたが、積もったと言ってもせいぜい小麦粉を篩いかけた程度、大雪と言うほどにはならずに済みそうです。
　散歩中に気がつきましたが、丑年大晦日は満月のようですね。
　「晦日に月が出る」といえばあり得ないことのたとえ、最後の最後に洒落が効いてます。

※晦日（みそか）に月が出る
　晦日とは三十日のことで、陰暦では三十日＝月の出ない晦（つごもり…ツキゴモリ（月隠）の約）の日。なので三十日（晦日）に月が出ることは「あり得ない」とされました。
　ちなみに「晦」という漢字は「人の目に触れず、隠れた状態／暗い、よく分からない」という意味を持っています。
　ついでに三十日を「みそか」と読むのは、三十路を「みそじ」と読むのと同じく大和言葉だから。ひとつ、ふたつ、ふつか、みっか、とかのアレです。十（とお）、二十（はた）、三十（みそ）、四十（よそ）……と言います。（ソは「十」の意味）
　大晦日、というと『師走の晦日』『今年最後の晦日』を指しますが、ただ晦日と言えばその月の末日を指しました。今ではほとんど言われていないかと思いますが……。
　『みそか＝つごもり』なので、大晦日のことを「大晦（おおつごもり）」とも言います。



　さて、長々と口上を述べるのも終わりにしまして、２００９年も亀更新の拙宅にお付き合い下さいましてありがとうございました。
　来年こそは！　……というと毎年の如く自らの首を絞めることになりそうで申せませんが……、２月中は県外受験で家を空けることになりますので、その前にひとつくらい更新できればとは思います。＼現実逃避したい／

　それでは皆様、良いお年をお迎え下さいませ。