自分史上最悪の目覚めだった……

　この間凄まじく最悪な悪夢見ました……。

　捜し物をしに、暗い部屋を懐中電灯の明かりだけを頼りにして同行者２人（どっちも現実世界では知らない人）と共に探索していました。
　ふと上を見上げると、妙な煌めき。
　何故か夢の中の私は「玉虫厨子だ（※法隆寺に伝来する飛鳥時代の厨子。玉虫の羽が貼り付けられた装飾。日本史Bでもとっていない限り一生知ることのない単語だと思われる）」と呟いて、気色が悪いので（玉虫の羽が装飾、という辺りが）すぐに踵を返したのですが、

同行者「「あ」」

と同行者２人が私の頭上を見て、すぐに私へと視線をおろして、その瞬間首の辺りに『何か』が落ちてきた感触。
　夢の中の私は「虫だ……ッ！？」と思い叫ぼうとするのですがあまりのことに声すら上げられず、しかもその虫（仮）は何だか生暖かいし首元でぷるぷる痙攣しているし、たっぷり数秒間フリーズした後、「……う、あああああああああああああああああああああ！！！！」と絶叫して飛び起きました。

　……叫びながら目が覚めるなんて人生初です。なんかこう、ありがちなワンシーンみたいに飛び起きました。
　こここここわかったんだ！　なんで俺の夢は毎回毎回感触までリアルなんだ……！！
　前にも書いたことがあるのですが、ホント私の夢は感触がリアルです。
　床に落ちる夢を見た時は床の冷たい感触がありましたし、殺人鬼に捕まっていかにも怪しげな注射をされる夢を見た時は針が皮膚に刺さる感触も液体が注入される感覚もありましたし……。あああああそれにしても今回の夢は最悪だった…………。

　ちなみに夢の中では何故か「虫だ！」と断定していたのですが、冷静に考えてみると到底虫っぽい感触では無かったんですよ……。
　生暖かい、というか、人肌っぽいというか…………。
　虫なら（あまり考えたくないですが）ワサワサとかカサカサとか足が動く感触であろう筈なのに、夢ではぷるぷるというか……あえて言うなら力を込めすぎて手が痙攣している感覚……だったんですよね…………。
　自分の手で首触ってたのかと思って試してみたんですが、夢の中のあの感触からは程遠く。
　それを母親に話したところ、

母「あんまり考えない方が怖いことにならなくて済むんじゃない？」

だそうです。……不明瞭なのも怖ェです、母よ…………。


　２日経ってもあの感触が頭から離れないというか首から離れないぞ畜生め……！！